茶畠と茶工場*

おいしいお茶をお届けするために

毎年5月上旬、煎茶の刈採りで始まり、10月の秋番茶刈採りで一年が終わります。
茶葉は手摘みもしくは機械摘みで刈採られ、茶工場へ運ばれます。
このページでは、茶工場でお茶ができあがるまでの工程をご紹介します。

お茶ができるまで

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一、蒸機・冷却機

茶葉を蒸機で蒸します。これは緑茶独特の工程です。
ここで茶葉の発酵を止め青臭みをとります。
これにより緑茶の香りと色を出します。

冷却機に移し、蒸された茶葉の表面から水分を取り除きながら冷やします。冷却することによって茶葉の変質や変色をふせぎます。

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二、粗揉機

熱を加えながら、揉み・ほぐしを繰り返し、水分を取り除いていきます。
揉圧する事により水分を調節し、煎茶特有の色調や香をつくります。

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三、揉捻機

粗揉工程での揉み不足を補うために、熱を加えず、重りで圧力をかけながら葉脈や茎中心部にある水分をより一層揉み出し、水分の均一化をはかります。

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四、中揉機

揉捻後の茶葉は葉縮し水分量も多い為、回転する胴の中で熱を加え、攪拌しながら蒸散させ形を整えます。

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五、精揉機

茶葉内部の水分を取り除きながら熱と力を加え、緑茶独特の細く伸びた形に整えます。鍾のかけ具合により、茶の形に大きく影響します。

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六、乾燥機

揉みあげた茶葉を調整しながら充分に温風で乾かします。
これにより長期の貯蔵に耐える様になり、又、茶の香りをひき出します。
このお茶を荒茶といいます。

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七、仕上げ

香や味の向上、又、貯蔵性を良くする為、過熱や選別を行い、袋詰をしてご家庭に直送しています。

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